ロゴ

【書評】お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!③

Book Tax

今回は「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」の第3章の「リスクに備える!社会保険」について書評していきます。

こんにちは、こうた(@arakou05)です。

  • Twitterフォロワー「200人」
  • ブログ月間「約3,500PV」
  • クラウドワークスで月34万円稼ぎました

Webライター時代のこと語ってます >> 【経験談】新卒フリーランスは甘いのか?【2年間を振り返る】

①から読みたい方はこちらです。
>> お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!①

「リスクに備える!社会保険」というテーマにおける内容は以下の通りです。

  • 社会保険って何?
  • 病気やケガに備える!国民健康保険
  • 国民健康保険を安くする方法がある?
  • 老後のリスクに備える!国民年金
  • 払いそびれている年金どうしよう?
  • フリーランスの老後
  • 扶養外れちゃうから、パート減らしてるんだ!の勘違い


社会保険って何?


「社会保険制度」とは、病気や老後などのリスクに備える公的な保障です。

国民が払う保険料によって賄われており「医療保険」「年金保険」「介護保険」などがあります。

会社員は会社が勝手に手続きしてくれますが、フリーランスは自分で入らなければなりません。

そもそもフリーランスは退職金がなく、病気などで仕事ができなくなったら収入が途絶えてしまいます。なので社会保険をしっかり理解しておくべきです。

フリーランス と会社員の保険の違い

フリーランス 項目 会社員
国民健康保険 医療保険 健康保険
国民年金 年金保険 厚生年金
自分で全額負担 保険料の負担 会社が半分負担
各市区町村で自分で手続き 加入方法 会社が手続き
なし(夫or妻や子どもの分も人数分保険料がかかる) 扶養制度 あり(夫or妻や子どもは保険料が0円)

フリーランスの手続きについて以下で紹介します。

手続きができる場所

自分が住んでいる市区町村役所(年金は年金事務所でも可)

手続きに必要な書類

  • 健康保険の資格喪失証明書/離職票
  • 免許証などの本人確認書類
  • 年金手帳または基礎年金番号通知書
  • 自分(+扶養家族)のマイナンバーがわかるもの
  • 印鑑

またフリーランスの「辛いよポイント」も見ていきましょう。

  1. 税金と同じで自分で手続きする
  2. 扶養の制度が使えない
  3. 「国民健康保険」は「健康保険」より特典が少ない
  4. 「国民年金」は受給額が少ない

ただ、厚生年金は払い損と言われています。というのも、厚生年金は年間保険料の「2.56倍」支給されます。国民年金は「3.96倍」です。

国民年金はもらえる額は少ないですが、割合は上記の通り良いです。

ちなみに厚生年金は収入の18.3%を納めます。労使折半なので個人で払うのは9%くらいです。

半分しか払ってないから良いじゃんと思いますが、会社からすると人件費として加算しているのでサラリーマンの給料に影響しています。詳しくは以下の動画をご覧ください。

病気やケガに備える!国民健康保険


国保には注意が必要でそれは、会社員からフリーランスになると「国保」に切り替えが必要になります。

保険料は前年の所得に応じて決まるからです。

脱サラ組が1年目に支払う保険料は、会社員の時の所得で決まるので高額になる可能性もあります。

さらに会社員の時の健康保険証は退職と同時に変換するので、その間は無保険です。

国民健康保険を安くする方法がある?


たとえば、所得が300万円の人の保険料の目安は、月々約2万5000円です。年金と合わせると月4万円の出費になります。

そこで所得に左右されず保険料が安くなる方法を紹介していきます。

保険料を安くする方法

  1. 扶養に入る(収入が少ない場合)
  2. 国保組合に加入する(職種が該当する場合)
  3. 任意継続する(会社を退職する場合)

まずは「扶養に入る」について解説します。

家族や配偶者の「健康保険」の扶養に入れると、0円なので一番お得です。

扶養に入れる条件

  • 年収130万円未満かつ、不要に入れてくれる人の年収の2分の1未満であること
  • 被保険者が三親等以内であること

また、「国保組合に加入する」についても解説していきます。

これは、同じ職種・業種の人が集まる保険のことです。保険料は所得に関係なく、国保より安くなる場合があります。

ちなみにオススメは、「文芸美術国民健康保険組合(文美)」です。これは、日本在住でクリエイターとして活動している人が対象になります。

さて、「国保」と「文美」どちらが安くなるのでしょうか?所得や家族構成で変わるので、以下で計算していきましょう。

東京都中央区・所得金額260万円・35歳単身の場合

【国保】

  • 条件をもとに計算すると年間約27万円

【文美】

  • 平成30年の月額保険料↓
  • 組合員 1人月額19,600円
  • 家族  1人月額10,300円
  • 介護保険料(40歳以上)1人月額4,000円

19,600円×12ヶ月=年間約23万円

つまり【文美】の方が年間で約4万円もおトクです。所得が227万円超が目安!

次は、「任意継続する」について解説します。

これは会社の時の「健康保険」を継続できるものです。でも保険料は、会社が払っていた分も自己負担なので、実質2倍です。(退職日翌日から20日以内に加入する必要あり)

なお、国保が高すぎるので保険料が2倍になっても、健康保険の方がおトクな可能性があります。

自分の加入している全国健康保険協会がわからない場合は、以下の画像を参考にしてください。

老後のリスクに備える!国民年金


「国民年金」は20〜60歳全員が加入し、65歳から受給できる制度です。国民健康保険と違い、保険料は一律ですが毎年金額は上がっています

以前は25年払わないと受給できませんでしたが、平成29年8月からは10年払えば受給できるようになりました。

手続きできる場所は、「年金事務所」と「市区町村の国民年金窓口」です。納付した期間で、将来の受給額が決定します。

国民年金のメリット

  • 65歳からもらえる終身年金
  • 病気やケガで障害が残った時にもらえる年金
  • 加入者が死亡した場合、妻や子どもに支給される年金

受給者平均年金月額(平成28年)を紹介していきます。

  • フリーランス:平均 5 万 5464 円
  • 会社員:平均 14 万 7927 円

フリーランスの受給額は少ないですが、自分で年金を増やせる方法もあります

国民年金基金

  • 一定の掛金を負担することで、会社員の厚生年金のように、自分で2階建て部分を上乗せできる制度です。
  • 掛金は加入時の年齢や性別にもよりますが、自分で設定できます。
  • ただし途中での解約ができません
  • *上限は確定拠出年金と合わせて、6万8000円。

付加年金

  • 月額400円と手軽な掛金で、年金を上乗せできる制度です。
  • 「200円×納めた月数」の分だけ、もらえる年金が増える
  • 2年間年金を受給するともとが取れる仕組みになっている

払いそびれている年金どうしよう?


年金は納めた金額が多いほど将来もらえる金額も増えます。未納が続くだけ大損です。

ただどうしても未納がたまってしまったらどうすればいいのでしょうか?

そんな時は「後納制度」をタイミングをうまく活用しましょう。

事業が軌道に乗ってなくてどうしても厳しいときは、言ってしまえばその年は払わずに。儲かった年にまとめて払えば金額がその年の控除になるので節税になります。

ただ、昔は過去5年分や10年分もできたのですが、現在は過去2年分しかさかのぼれません

フリーランスの老後


今までは会社員の生き方が主流で、しっかり定年まで勤め上げて退職金をもらって老後にはちゃんと年金がもらえました。

しかし人生100年時代と言われ、仮に65歳で定年退職してもあと35年もあります。

一方でフリーランスには、退職制度はないし国からの保障も会社員に比べたら、少ないの事実です。

でも自分で稼げて社会保険の知識もしっかりあれば、リスク管理できます。国から受けられるものはお得に受けてリスク対策や節税もしていきましょう。

扶養外れちゃうから、パート減らしてるんだ!の勘違い


皆さんは「103万の壁」や「扶養から外れた大損」という話を聞いたことがありますか?

突然ですが、このタイトルの文章はおかしいところがあります。

実は「扶養」には「社会保険の扶養」と、「所得税の扶養」の2つが存在します。

つまりこのタイトルは、どっちの扶養か前提がないのです。それでは以下で2つの扶養の違いを紹介します。

2つの扶養の違い

項目 社会保険の扶養 所得税の扶養
得する人 扶養してもらう人 扶養する人
メリット 扶養する人が厚生年金なら、扶養してもらう人の健康保険と年金の負担が0円になる 扶養する人の所得税が安くなる
扶養してもらう人の給与年収の壁 130万円 103万円(配偶者には細かい規定あり)

第3章まとめ

第3章まとめ

  • フリーランスが加入する主な社会保険は「国民健康保険」と「国民年金」
  • 社会保険料で支払った分は、全額控除になるので節税効果もある
  • 国民年金だけでは不安な場合は、「国民年金基金」や「付加年金」などの上乗せ制度で備えておくと安心

ぶっちゃけポイント

  • 国民健康保険は高いので、条件をクリアすれば「文美国保」や「健康保険の任意継続」の方が安く済む可能性がある!
  • 国民年金の未納分は、儲かった年にまとめて払うと節税効果あり!
  • 「付加年金」は月額400円からできて、受給開始2年で元が取れるので、収入が不安定でもやっておいたほうがおトク!


次回の記事はこちらです。
>> お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!④