ロゴ

【書評】相手を洗脳する文章テクニック④-2【思わず動いてしまう「命令」の秘密】

Book Writing

相手に何かして欲しいときに、そのまま命令すると相手は嫌な気分になって言うことを聞いてくれないでしょう。そこで本記事では、思わず動いてしまう「命令」の秘密を紹介していきたいと思います。

こんにちは、こうた(@arakou05)です。

  • Twitterフォロワー「200人」
  • ブログ月間「約3,000PV」
  • クラウドワークスで月34万円稼ぎました

Webライター時代のこと語ってます >> 【経験談】新卒フリーランスは甘いのか?【2年間を振り返る】

①から読みたい方はこちら

「あなたの知らない潜在意識の世界」というテーマにおける内容は以下の通りです。

  • 催眠状態の正体とは?
  • 相手の意識を内側に向ける理由
  • 潜在意識に直接働きかける「ミルトンモデル」とは?
  • 思わず動いてしまう「命令」の秘密
  • 質問の中に埋め込むととくに効果的
  • 埋め込めるのは命令だけではない
  • 価値基準をなくすと、すんなり受け入れる
  • 主語がない文章のほうが説得力は高い
  • 潜在意識は否定語を理解できない
  • 「やっちゃダメ!」はダメ
  • 第三者の言葉を借りる
  • 権威の言葉は説得力が倍増

この本は、会話によるコミュニケーションでも重宝します。おしゃべりに自信があるという人も、そうではないという人も、ぜひタップしてみてくださいね


「④-1」「④-2」「④-3」に分けて紹介していきます。
ここでは④-2について見ていきましょう。

思わず動いてしまう「命令」の秘密


まず紹介するのは、文章の中に「命令」を埋め込む方法です。

たとえば、こんな言葉を耳にしたことはありませんか?

  • 「もう少し静かにしてもらえませんか?」
  • 「ゆったりとした気分になって、あなたはリラックスしていきます」

これが「静かにしなさい」「リラックスしなさい」だと、もたらされる結果は違ってくるはずです。

先ほどの「もう少し静かにしてもらえませんか?」という文章は、大枠は相手に対して、周囲にまき散らしている音量を「より抑えられるか、否か?」と投げかける文章になっています。

なので、相手はそれに対してYESかNOで答えようという気分になりますが、実際のところNO、すなわち「私は音量をこれ以上落としません」と主張する人は、特別な事情がない限りあまりいないでしょう。

相手の回答は必然的にYES、「私は今よりも音量を下げます=静かにします」となり、相手は自分の心の中で答えたこの発言に責任を持ち、そのように行動してくれるというわけです。

静かにするか、否かという二択になっていないのがポイントです。
「うるさいから他所へ行ってくれないか」では、相手もカチンときてしまいます。

質問の中に埋め込むととくに効果的


もう1杯、お水をいただいてもいいですか?」のような、命令を挿入しつつも質問系の文章にします。

なぜ高い効果を発揮するのかというと、潜在意識ではこれを命令だと受け取るのですが、顕在意識ではこれを質問だと理解するからです。

つまり、相手に「命令されている」と思わせずに命令をすることができるのです。

埋め込めるのは命令だけではない


文中には命令だけでなく、質問を埋め込むこともできます。

たとえば、あなたが受講料の高額なセミナーを行っていたとします。

そして、セミナーの無料説明会に参加した人に、今後の高額セミナーに参加する意志があるのかどうかを確認したいとします。

ストレートに「参加する気がありますか?」と聞いてしまうと、相手はせっかく興味を持っていたとしても。身構えてしまうでしょう。

そこで、「あなたがどのくらい学びたいのかについて、私はとても興味があります」といった形で伝えるのです。

そうすれば相手は身構えることなく、質問に答えやすくなります。
というのも、質問自体が文章の中に埋め込まれているからです。

この質問の反応を知ることで、高額セミナーに参加する意図があるかどうかを探ることができるでしょう。

価値基準をなくすと、すんなり受け入れる


ここでは、わざと主語を省略する「ロストパフォーマティブ」を紹介していきます。

たとえば、

  • 「ゴミを拾うことはいいことです」
  • 「春に何かをはじめるのはいいことです」

などのような文章があります。
これを読んで、「私はそうは思わない!」と反射的に否定する人はほとんどいないでしょう。

しかし、もしこれが「ゴミを拾うのはいいことだと私は思う」と書けば、どうでしょうか?

すると、「そうかなぁ、僕はそうも思わないけど、、」と、反発したくなる人がいてもおかしくない状況になるのです。

これらの文章の違いは、「人格の主語」があるかどうかです。

私という人格が文章の中に現れ、価値判断の基準者が明確になったことで、結果として読み手が反発する可能性が高まったということ。

主語がない文章のほうが説得力は高い


実はほとんどの文章は、人格の主語を省略したほうが説得力が上がります
なぜなら、主語を抜くことで、普遍性を上げることができるからです。

たとえば、次の文章を読んでみてください。

ビジネスで成功するためには、すぐ行動することが重要だといわれています。

この文章を読むと、確かにそうなのだろうと思ってしまうのではないでしょうか。

しかし、もしこれが次の文章であればどうでしょうか?

ビジネスで成功するためには、すぐ行動することが最も重要だと、私の祖父がいっていた。

「私の祖父」がどれだけの偉人か分かりませんが、前者に比べ、急に説得力がなくなってしまいます

主語を省略することで文章が一般化して、思わず納得してしまう文章が生まれやすくなります。

この原理をうまく使い、主語をわざと抜いて説得力をアップさせましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。でも本を買ってくださいとは言いません、ただこのシリーズの記事を最後まで読んでいただいたあなたにはぜひ本書を手にとってほしいです。


次回の記事はこちらです。
>> ④-3【禁止することで行動させる否定命令】