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【書評】相手を洗脳する文章テクニック④-3【禁止することで行動させる否定命令】

Book(書評) Writing

否定語を言ってしまうと、一見そのとおりに動いてくれないと思いますが、そうではありません。それは一体どういうことでしょうか?本記事で詳しく解説していきます。

こんにちは、こうた(@arakou05)です。

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Webライター時代のこと語ってます >> 【経験談】新卒フリーランスは甘いのか?【2年間を振り返る】

①から読みたい方はこちら

「あなたの知らない潜在意識の世界」というテーマにおける内容は以下の通りです。

  • 催眠状態の正体とは?
  • 相手の意識を内側に向ける理由
  • 潜在意識に直接働きかける「ミルトンモデル」とは?
  • 思わず動いてしまう「命令」の秘密
  • 質問の中に埋め込むととくに効果的
  • 埋め込めるのは命令だけではない
  • 価値基準をなくすと、すんなり受け入れる
  • 主語がない文章のほうが説得力は高い
  • 潜在意識は否定語を理解できない
  • 「やっちゃダメ!」はダメ
  • 第三者の言葉を借りる
  • 権威の言葉は説得力が倍増

この本は、会話によるコミュニケーションでも重宝します。おしゃべりに自信があるという人も、そうではないという人も、ぜひタップしてみてください


「④-1」「④-2」「④-3」に分けて紹介していきます。
ここでは④-3について見ていきましょう。

潜在意識は否定語を理解できない


「否定命令」とは、「〜をしてはいけない」などの否定する言葉です。
ここで紹介するテクニックは、否定語を理解するときの人間の反応をうまく生かしたワザになります。

たとえば、「お金を消費してばかりではダメだ」という文章を目にした人は、どのような反応を示すでしょうか?

  • 「確かに消費してばかりはよくないな」と賛意を示す人もいる
  • 「お金は消費してこそ存在価値がある」と異論を唱える人もいる

しかし注目してもらいたいのは、賛成か反対かではありません。
この文章を読んで、あなたはどんな光景を頭に思い浮かべたか、ということです。

きっと、お金を消費してばかりいるイメージを思い描いたはずです。

「消費はダメ」という表現を理解するとき、人は、まずお金を消費している自分のイメージをつくります。そして、そのイメージは×(バツ)だと考えます。

つまり、「消費するのはダメだ」というメッセージであるにもかかわらず、読み手の頭の中では、どうしても消費する自分像を思い浮かべてしまうのです。

もっとわかりやすい例を挙げてみます。

絶対にピンクの象をイメージしないでください。

どうでしょうか?
おそらく、逆に「ピンクの象」を強くイメージしてしまったはずです。

これはなぜかというと、私たちの脳は、否定語を理解することができないからです。

たとえば、セールスコピーでは、次のような使い方があります。

今すぐに契約しようとは思わないでください。

相手を思いやる、なんとも良心的な文のように思うかもしれません。

しかし実は、この文章を読んだ相手の潜在意識では、「契約している自分」をイメージすることになります。

なので、「今すぐ契約するな!」というメッセージは、ある意味、「今すぐ契約しろ!」というメッセージを届けているのと同じことになるのです。

その他にも、たとえば次のような文章もあります。

  • 「販売本数が限られていますが、今すぐ注文しないでください。」
  • 「生命保険はまだ入るな!これらの事実を知るまでは、、、」
  • 「本気で興味のある方以外、登録しないでください!」
  • 「年収3000万以上になりたい方以外、このセミナーには申し込まないでください」

「やっちゃダメ!」はダメ


否定命令の知識は、自分の目標設定や子供や周りの人への指示にも役立ちます。

たとえば、子供に何かを注意する場合を想像してみてください。

「〇〇をやっちゃダメでしょ!」と子供に注意する親が多いですが、これは子供にとっては最悪の言葉がけです。

「水をこぼしてはいけませんよ!」と言われると、子供は水をこぼすイメージをパッと浮かべます。だから、水を運ぶときに、本当に水をこぼしてしまうのです。

こんなときは、「水を上手に運びなさいよ」と言えばいいのです。
そうすれば、子供はスムーズに水を運ぶイメージを浮かべてから行動に映るので、失敗しません。

そして、これは個人的な目標設定を書き記すときにも犯しやすい間違いです。

  • 「〜しないようにしよう」
  • 「〜だけはしたくない」
  • 「〜にはなりたくない」

こうした否定文を使った目標設定は、潜在意識の焦点を否定したい方向に向けてしまいます

たとえば、あなたが「禁酒」と念じれば念じるほど、そこに書かれた「酒」の文字が、あなたに至福だったひとときを強烈に思い起こさせることになるのです。

目標は肯定的な文で書きましょう。

第三者の言葉を借りる


相手に何か意見を伝えたいとき、自分の言葉ではなく、第三者の言葉をメタファー(暗喩)として使う。これが「引用」と呼ばれる手法です。

たとえば、

「先日読んだ本に書いてありましたが、『お金がないからこそ成功できる』というのはその通りだと考えています」という文章を考えましょう。

「お金がないからこそ成功できる」というのは、実質的には書き手自身が伝えたいことです。

しかし、それを本に書いてあったこととして紹介すると、当事者の立場から一歩身を引くことができるようになります。

そして、一義的な責任を持つことなく、着実に、説得力を加味させてメッセージを伝えることができるわけです。

権威の言葉は説得力が倍増


とくに、権威のある第三者の言葉を引用すると、さらに効果的です。
過去の偉人が残した言葉や、地位や名声のある実力者が雄弁に語った内容などです。

たとえば、「あきらめないことの大切さ」を伝えたい場合があったとします。

トーマス・エジソンも言っている。『私たちの最大の弱点はあきらめることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ

と偉人の言葉を引用してみましょう。

僕が言うより確実に説得力がありますよね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。でもまだ本を買わないでください。このシリーズの記事を最後まで読んでから決めてほしいです。


次回の記事はこちらです。
>> ⑤-1【前提挿入で勘違いさせる】