ロゴ

【沈黙のWEBライティング③】わかりやすい文章を書くためのポイント3つ

Book Writing

沈黙のWEBライティングのepisode3から、文章を読んでもらうために必要な3つの視点を解説していきます。SEOにおいても良い効果が期待できるので、ぜひ最後までご覧ください。

<< こんにちは、こうた(@arakou05)です。本記事では、相手が読みたくなる文章を書くためのテクニックを紹介します。「いい文章を書けているのに、読んでもらえない、、」という方におすすめです!

本記事の信頼性

Webライター時代のこと語ってます >> 【経験談】新卒フリーランスは甘いのか?【2年間を振り返る】

本記事の内容

  • 感情表現を入れて、共感してもらう
  • 「見やすさ」「わかりやすさ」の重要性
  • 脳は「2つの思考」で動く
  • 「システム1」と「システム2」の違い
  • 次回:「システム1」に配慮した文章作成ポイントを11コ紹介します

文章を読んでもらうために必要な3つの視点

  1. 感情表現を入れ、自分事化による”共感”を誘発する
  2. 伝えたいことが伝わるよう、”見やすさ”や”わかりやすさ”にこだわる
  3. 冒頭文で伝えたいことをまとめる

それぞれのポイントを数記事にわけて解説していきます。

『沈黙のWEBライティング』はマンガ中心で構成されています。
マンガで読みたいという方はぜひこちらから


感情表現を入れて、”共感”を誘発する


そもそも共感とは、”相手の感情を自分事として感じること”です。

読み手が共感した文章は、読み手にとっての自分事になるので、「この文章は自分にとって関係があるのか、じゃあ、読んだほうがいいな」という心理になり、文章を読み進めてもらえるようになります。

しかし、読み手に共感してもらうためには、まずはこちらから感情を伝えなければいけません。では、感情はどのように伝えればよいのでしょうか?

感情を伝えるうえで重要なポイントは以下の2つです。

  1. どこが感情表現なのかが、わかりやすいような演出を行う
  2. その感情は誰の感情なのかが伝わるよう、”感情の発信者”をあきらかにする

たとえば、感情を表すために「」(カギ括弧)を用いた演出があります。
カギ括弧を使うことで、その文章は「話し言葉」に見えるため、感情が伝わりやすくなるのです。

また、文末に感情を示す記号えお入れることでも、感情表現を演出できます。
「!」「?」「♪」「……」などの感嘆符や記号を使ってみてもいいでしょう。

そして次に大事なのが、”その感情が誰のものか?”という「感情の発信者」の明示です。

たとえば、次の2つの文章を読み比べてみてください。
あなたはどちらの文章に共感するでしょうか?

パターンA

オレは社会人2年目だ。
今度、取引先にて大事なプレゼンがある。
オレにとっての初めての大口案件につながるプレゼン。
「絶対にプレゼンを成功させる!」その気持ちで準備している。

パターンB

オレは奈良県出身の社会人2年目の男だ。
高校時代、自分の将来についてボンヤリとしか考えていなかったオレは、まわりに流されるまま、とりあえず大学受験をし、兵庫にある私立大学に進学した。
そして、そんな大学での生活も何かを目標とするわけでなく、惰性で過ごし、気が付けば3年という時間が過ぎ去っていた。

やがて始まった就職活動。
まわりの友人たちがいそいそと就職活動をするのに合わせて、オレもいろいろな企業にエントリーシートを出した。
しかし、大学時代にとくに目立った活動をしていなかったオレは、どこからも内定をもらえず、とにかく面接で落ちまくった。
その結果、書類選考で落とされた会社を含めると、50近い会社を相手に撃沈していた。
うまくいかない就職活動。
やがてオレは就職浪人を決意する。

そんな中、オレに奇跡が起きる。
京都にある小さなWeb制作会社から内定をもらえたのだ。

就職浪人を覚悟していたオレを哀れんでくれたのか、単にエントリーする人が少なかったのか、何はともあれ、オレはその企業で新卒として働けることになった。

そして、その企業で新卒としての社会人生活が始まった。

オレに与えられた職種は営業。
毎日、3歳上の先輩とふたりで京都市内にある企業を回った。

基本は飛び込み営業だったので、断られて落ち込むばかりの日々だったが、先輩はそんなオレをいつも優しく励ましてくれた。
ただ、なかなか受注がとれない日々が続き、元来ネガティヴ思考のオレは、自分への自信をどんどんなくしていった。

ある日、そんなオレを見かねた先輩はこういった。

「お前ってさ、いつも自信なさそうにしてるけど、それってもったいないぜ。お前を採用したのはうちの会社なんだから、せめて、うちの会社にいるときくらいは自信をもとうぜ。
だってさ、うちの会社は何十人もいるエントリー者の中からお前を選んだんだぜ?
お前がそんな調子じゃあ、お前を信じて選んだうちの会社がバカみたいじゃねーか」

何十人!?
オレがこの会社に入れたのは、単にエントリーする人が少なかったからじゃなかったのか!?
オレは先輩の言葉を聞いてビックリした。
そして、なんとも言えない気持ちになった。

やがて、半年が過ぎ、先輩による教育期間が終わった。
オレはひとりで営業することとなった。

相変わらずうまくいかない飛び込み営業。
「オレって、本当にダメなやつだな、、、」そう思い、会社を辞めることも考えたある日、オレはたまたま飛び込みで営業した会社にて、後日プレゼンする機会をもらった。
何が功を奏したのかわからないが、初めて手に入れた機会だった。

オレはそのことを先輩に報告した。
すると、先輩は自分のことのように喜び、そして涙をこぼしてくれた。

「お前よかったじゃねーか!本当によかった、、。プレゼン頑張れよ!」

先輩はオレに熱い言葉をかけてくれた。

実は先輩はずっと悩んでいたようだ。
オレがなかなか受注を取れないのは、自分の仕事の教え方が悪かったのではないか?
そう自分を責め続けていたらしい。

先輩にとって、オレは初めての後輩だった。
オレが自信を失い続けていた間、先輩もまた自信を失いかけていたのだ。

それを知ったとき、オレは思った。

オレはひとりで生きているんじゃない、たくさんの人の力で生かされているんだと。
そして、それと同時に、こんなオレでも、自分を信じて応援してくれている人がいるんだと。

先輩のためにも、そして、自分のためにも、今度のプレゼンは失敗するわけにはいかない。

「絶対にプレゼンを成功させる!」

今、オレはその気持ちのもと、3日後に迫ったプレゼンの準備をしている。

※本書の一部を引用しています。

多くの方がBの文章のほうが”共感”できたのではないでしょうか?
文章全体に対して共感できなくても、部分的に共感できるポイントがあったはずです。

上記の例から伝えたいことは、「感情の発信者」に関する情報が具体的になればなるほど、その発信者の感情も具体的に伝わりやすくなる、ということです。

”共感”を誘発するために大切なのは、「感情の発信者」に紐づく「情報」をできるだけ多く伝えることです。

ブログ型アフィリエイトでは主に”問題解決”が求められていますが、TwitterなどのSNSでは”共感”が大切になってきます。

Twitterで発信する際は、感情表現をうまく使いながら”共感”してもらえるツイートを意識していきたいと思います。

これからはブログの更新情報だけではなく、少しずつWebライターやフリーランスの方が”共感”してくれるようなツイートを増やしていきたいです。
>> こうた|Webライター×ブログ@arakou05

「見やすさ」「わかりやすさ」の重要性


文章を読むとき、脳には負担がかかります。
視覚情報の多いマンガや動画などと違い、文章は情報を自分の脳を使ってイメージする必要があるからです。

よって、文章を書く際には、読み手の脳に負担をかけないような、見やすく、わかりやすい文章を意識する必要があります。

では、そのような文章はどうやって書けばよいのでしょうか?
下記で解説していきます。

脳は「二つの思考」で動く


見やすくてわかりやすい文章とは、脳に負担の少ない文章です。
脳に負担の少ない文章を書くには、人間の脳がどのようなときに負担を感じるのか知っておく必要があります。

そこでおすすめしたい一冊が、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン氏が書いた『ファスト&スロー』という書籍です。

この本でカーネマン氏は、”脳はラクをするようにできている”という主張のもと、人間の脳には「システム1」と「システム2」という二つの思考がある、と述べています。
それは以下の思考です。

  • 「システム1」:脳への負担を減らすために自動的に高速で動く思考。物事を直感的に理解しようとする思考。
  • 「システム2」:複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと動く思考。物事を論理的に理解しようとする思考。

カーネマン氏は、人間の意思決定の多くは、その人の過去の知見や経験をベースに、直感的に決定されていると言います。

たとえば、

人間の脳は進化の過程において、物事を素早く判断することに重きを置いてきたと言われています。

というのも、狩猟の時代は常に危険と隣り合わせでした。
食糧を得るために獣を狩らなければいけない時代。

そんな時代において必要だったのは、危険をいち早く察し、回避するための瞬発的な思考でした。
なので、当時の人間の脳は、一瞬で物事を判断できるように進化してきたのです。

それが「システム1」という思考です。

「システム1」が行動に及ぼす影響

現代は情報量が多い時代なので、ひとつひとつの情報に真剣に向き合っていては、脳はすぐに疲れてしまいます。
脳はラクをするようにできているため、何か物事を判断するとき、まずは「システム1」の思考を用いて、「これはいい」「これはダメ」というふうにふるいに分けているのです。

つまり、脳が少しでも「この文章は読みづらいな」と感じた場合、「この文章を読む必要がない」と判断されてしまう恐れがあります。

「システム1」と「システム2」の違い


文章を読んでもらうために配慮すべき「システム1」と「システム2」。
それぞれに配慮するためには、次の要素が必要になるでしょう。

  • 「システム1」に配慮した文章▶︎▶︎心理負担が下がるくらい、見やすい・読みやすい
  • 「システム2」に配慮した文章▶︎▶︎論理的に理解しやすい(わかりやすい)

次回:「システム1」に配慮した文章作成ポイントを11コ紹介します


次からは「システム1」と「システム2」のそれぞれに配慮した文章を書くためには、どういったことに気を付ければよいかを説明していきます。

次回の記事では、「システム1」に配慮した文章作成ポイントを11コ紹介します。
ちなみに以下の11コです。

  1. 改行と行間に気を配り、心地よいリズムを意識する
  2. 漢字とひらがなの含有率を調整する
  3. 「この」「その」「あの」などの指示代名詞を減らす
  4. 箇条書きを使い、要点を整理する
  5. 情報をカテゴライズして整理する
  6. いらない言葉や表現はカットし、文章が不必要に長くならないようにする
  7. 感情表現を入れ、自分事化による”共感”を誘発する
  8. 文字のサイズや色、強調のルールに気を配る
  9. 区切り線や記号を使う
  10. 写真やイラストを挿入する
  11. マンガ的な演出を意識する

本記事のおさらい:文章を読んでもらうために必要な3つの視点

  • ①:感情表現を入れ、自分事化による”共感”を誘発する
  • ②:伝えたいことが伝わるよう、”見やすさ”や”わかりやすさ”にこだわる
  • ③:冒頭文で伝えたいことをまとめる

日頃の考えやWebライター、ブログに関する情報は、こうた|Webライター×ブログ(@arakou05)でも発信しています。